無料でユーザー調査ができる"ミルトーク"が素晴らしすぎる件

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ユーザーのニーズを外さないコンテンツを作るために....

こんにちは、さかなEXです。

前回の記事でも書いたように、スクレイピングとRailsのスキルを使ってオリジナルのWEBサービスを作ってみようとしているのですが、ユーザーにとって価値のあるサービスを真剣に作ろうとするならば、徹底したユーザー調査が必要になります。

WEBサービス開発の記事↓

https://tokuchie.com/rails_sample/

開発者のエゴを前面に押し出し、これイケてるだろ~ってな感じで機能をてんこ盛りにしたプロダクトは大概コケてしまいますし、ブログの記事だって読み手のニーズに応えられていないコンテンツを提供していては、読者の大切な時間を無駄にしてしまいます。

そんな事態を避けるために、キーワードを丹念に調査したり、ユーザーの気持ちをマジガチで想像してみたりする訳ですが、1番手っ取り早い方法は、ターゲットと成りうる人にニーズを直接聞いちゃうことだと思います。(無意識のあまり表に出てこないニーズもありますが、それはいったん置いておいて..)

キーワード調査の記事↓

https://tokuchie.com/blog_step1_keyword/

しかししかし、この最もシンプルな方法がとってもお金がかかるんですよね~! 僕の聞いた話だと、200人のユーザーにサイトの利用レポートを提出してもらうだけで、200万円かかったという話もあります|д゚)

これから作るwebサービスのユーザー調査と、ブログの記事を書くときにも事前のニーズ把握を行えると良いなあと思ってユーザーヒアリングのサービスを調べてみると、 マクロミルが運営しているミルトークがドンピシャだったので紹介させてもらいます。

ミルトークとは?

図1 - サイトトップ画像 トップ画像

100のアイディア・意見が“無料”で “何回でも” 集まる

このキャッチフレーズに全て凝縮されていますが、あるお題を投稿することでマクロミルのアンケートモニタの方から、質問に対する回答を100個まで無料で得ることができます。

質問と補足質問を記述することができて、無料利用の場合の制約は以下の3つです。

1. タイトルは50文字以内 2. 説明文は200文字以内 3. 投稿はネットで公開される

上手く工夫すればかなりの要望を詰め込める文字数、個人的には十分だと思っています。

実際の質問例

画面を見れば一目瞭然だと思うので、実際にサイト内に投稿されている質問を2つ紹介します。 (無料で投稿された質問は回答まで全て自由に閲覧できるので、見ているだけでもタメになりますよ~)

質問例1 : 食欲の秋到来。今年取り入れたいダイエット方法を教えて。

miltalk_diet

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="icon.jpg" name="回答者"] 今迄は運動すると安心して、かえって食べたりしてしまっていたけど…今回は基本に戻り、栄養のバランスを考えて、摂取カロリーを減らす、コマメに体を動かすことにしました。 [/speech_bubble]

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="icon2.png" name="回答者"]筋トレ!下半身が気になるのでスクワットと下腹部に効く腹筋を今回こそ頑張りたい。いつも長続きせず効果が見られる前にやめてしまうので。 [/speech_bubble]

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="icon3.png" name="回答者"] 毎日体重を計って記録することです。無意識に体重を意識して、食べることを抑止する効果があります。以前にもやって体重が減りましたが、計るのをやめたらもとに戻りました。 [/speech_bubble]

ダイエット系の記事を書くライターさんは、特に参考になるのではないでしょうか..?

質問例2 : セブンイレブンのサラダについて、あなたのご意見をお聞かせください!

miltalk_sevenpng

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="icon4.png" name="回答者"] サラダを別で買うというのは付け合わせでは少ないということなのに、値段の割に量が少ないので食指が伸びません。がっつり食べたいのです。カット野菜袋入りの方がむしろ好きです。 [/speech_bubble]

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="icon5.png" name="回答者"] 少し高いかな。 当たり前だけど時間が経っているものは、しんなりしている。 ただ、それを防ぐ為に薬品を沢山使って欲しくはない。[/speech_bubble]

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="icon6.png" name="回答者"] お値段は高いけど、どれも美味しいとおもう。ドレッシングが小さな蓋付き容器に入っているものが、全部かけられなくて、ドレッシング不足になる。 [/speech_bubble]

具体的なブランド名を添えて質問する人も!コンビニ業界の方が競合調査を行っているのかも。

実際に質問を投稿してみた

紹介するだけだと物足りないので、実際に自分で質問を投稿してみましたよ~

記述内容

タイトル

書籍や映像等を定額で楽しめる〇〇放題サービス未利用の方に質問。それらを使わない理由を教えて下さい

補足説明

以下の質問にお答え頂きますよう、よろしくお願い致します。 ①性別 / 年代 ②〇〇放題サービスの存在を知っていますか? ③いずれかのサービスで無料体験を申し込んだことはありますか? ④継続しなかった理由は何ですか? ⑤〇〇放題サービスがもっとこうなって欲しいというのがあれば一言! 以上、沢山のご回答をお待ちしております!

狙い 個人的には〇〇放題サービスを高く評価しているので、利用していない人のハードルを理解したいと思いました。

特に、大概のサービスは1か月は無料で使えるので、1度は利用したけど継続はしなかった人(いわゆる"見込み客")がなぜ継続しなかったのかを知りたいと思い、質問項目を工夫。

図2 - 実際の投稿画面 回答画面

とりあえず速攻で回答が来てビビる

取り敢えず投稿してみて、こうして記事を書きながら5分ほど経過した後様子を確認すると、早速回答が10個近くも来ていました!

投稿が沢山あるし、埋もれてしまって中々回答集まらないんだろうなと思っていたので心底驚きました。

図3 - 投稿して5分程度で回答が集まり始める 回答画面

指定した質問に全て答えて頂ける良い回答者さんばかりでした!

5つの質問を用意させて頂いたのですが、皆さん質問に丁寧に答えて頂きました。 長文で詳細に記述して下さる方もいらっしゃったり、自分でも思わぬ発見がありただただ感謝です。 ご回答頂いたユーザーさん、ありがとうございました。

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="icon.jpg" name="回答者"] ①女性/40代 ②知っています ③ありません ④利用したいと思った事がないから ⑤お金を払ってまで使いたいと思うサービスが無いから。無料で十分です。それ以前に書籍や映像を楽しむ時間がない。[/speech_bubble]

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="icon2.png" name="回答者"] ①男40代 ②知っています ③ないです ④使ったことがない ⑤無線LANなどで利用でき、無料であればやると思います。パケット代がすごいことになるんで[/speech_bubble]

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="icon4.png" name="回答者"]①30代男②知ってる③あります④そこまで見たいものがない、ツタヤに行くなりすればピンポイントで借りられる⑤フールーはちょっとだけ継続してみましたが、見たいものってそこまで多くはないんですよ。 [/speech_bubble]

ニーズ調査のハードルをガクッと下げてくる画期的なサービス

ステマ並みの提灯記事になってしまいましたが、ここまで気軽にユーザー調査を行えるのは素直に便利だなと思います。 そして何と言っても無料です!

追加の費用を支払うと、投稿を非公開にしたり、テキストマイニング機能が使えたりするのですが、少し気になる事を調べる分には無料の範囲で十分だと言えます。

図4 有料追加メニュー 料金メニュー

今回の投稿で、〇〇放題サービスを利用しない理由として"元が取れない"・"コストに見合わない"という要素が大きいという気づきを得られたので、今後の記事やWEBサービスのコンテンツ企画に役立てられそうです。

また、⑤のもっとこうだったら良いのにという要望を伺う質問では、"一定ラインまでは従量制で、沢山使う人だけ定額にしてほしい"など、考えもしなかった具体的なアイデアも提案して頂き参考になりました。

現在記事執筆時点で回答数は25なので、残り75個の回答が待ち遠しいです(^^♪

少しでも気になった人は、実際にミルトークで質問を投稿してみて下さい。きっと沢山の気づきを得られると思いますよ。 今回の記事はこれで終わりです。